【ボードゲーム紹介】Plague Inc.(伝染病株式会社)THE BOARDGAME

※この記事は、サービス終了してしまったニコニコ動画ブロマガ版「HIDEAWAY」で公開したものを再掲したものです。

『Plague Inc』というiOS/Androidのアプリゲームがございまして。
 なんて、説明しないでも多くの方がご存知かと思いますが、2015年の時点で全世界で4500万DLを果たしたという大ヒットゲームでございますね。値段がお安いとはいえ、有料アプリでこれはすごい。
 
 DNAポイントというポイントを使って伝染病を進化させ、世界中に蔓延させて世界を破滅に追い込もうという内容のシミュレーションゲームでありまして。んまぁ言ってしまえばブラックで不謹慎な内容でありますが、そこそこの難易度もあって、それでいてサクサク遊べますし、結構中毒性は高いんじゃないかニャーと思っております。ってーか、自分も一時期ハマりました。

 ニコ動にも割と動画が上がってますですね。ゆっくり実況系が人気みたいですがー。

 まぁ、当方はニコマス民なのでニコマスでの動画を貼っておきます。


 で、日本にはあんまないような気もするんですけど、海外だと割とPCゲーとかアプリゲーとかを落とし込んだアナログゲームが発売されてたりします。最近だとFalloutとかThis War of Mineとかがアナログゲームになってるですね。『This War of Mine』のボドゲは遊んでみたいんだけど、言語依存高そうなのよね(´~`)

 あ。そういや日本でもFateとかアナログゲームになるんですっけか。

 閑話休題。
 そんな訳で、この『Plague Inc.』もバッチリとボドゲ化されておりましてー。
 買ってからしばらく積んでたですが、この間よーやっと遊べたので紹介しようと思った次第でございますのよ(≡ 'ω' ≡)

 箱絵からして大変に禍々しい。

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 さて。BGGのデータを見ますと、このゲームのデザイナーは「James Vaughan」さんとなってるですが。知らんゲームデザイナーだなぁと思ってたですけど、何のこたぁない、アプリゲーの『Plague Inc.』作った張本人ですた。

 パブリッシャーはNdemic Creationsとなっておりまして、こちらも知らないパブリッシャーだなぁと思ってたら、やはしアプリゲーの『Plague Inc.』を出してた会社ですねコレ。『Plague Inc.』はPC版も開発されてSteamなんかで売られてるっぽいですけど、新しいゲームをどんどん作ってくってより、大ヒットした『Plugue Inc.』をいろんなプラットフォームでガシガシ展開してく道を選んだっぽいですね今のところ。

 アプリ版の『Plague Inc.』はソロゲーですゆえ、伝染病(自分)vs人類の戦いとなり、人類を打ち滅ぼせばそれでクリアとなります。PC版はマルチ対戦モードあるらしいけど、こっちはボクは触ったことないのでわからんちん。Steamで安売りしてたら買おうかすら。

 で、ボドゲ版はといえばソロモードもあるけど、基本的には4人までの複数人数ゲーですゆえ。すなわち伝染病vs伝染病の、血で血を洗う争いになります。巻き込まれる人類、大迷惑。

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 具体的には、ゲーム終了時に所有してるDNAポイントが一番高い人が勝ちってゲームです。上の画像のメインボードの周囲にあるのがDNAポイントを記録するトラックですね。DNAポイントはアプリ版と同じく、伝染病に特性を付けて、進化させられるポイントでもあるのですが、それがそのまんま勝利点にもなります。


 では細かく見ていくことに致しましょう。

02_20220126094255fe6.png まずはバクテリア進化スライドから。これが裏面になるとウイルス進化スライドってことになるですが、バクテリアとウイルスでは初期能力がちと違います。
 まあ通常遊ぶならバクテリア面で、ウイルス面は上級者用ってことなのかな。とりあえず当方はバクテリア面でしか遊んだことないので、ここではバクテリアルールで話を進めますです。

 言っちゃえばコレ、すなわち個人ボードってことになりまして。4人まで遊べるゲームなんで色違いで4枚入ってるですが、それぞれで能力差はありません。
 で、この個人ボード、右側はサマリーになってまして、ゲームの流れが簡易的に説明されてます。そこから左側が伝染病の能力となります。よく見て戴けるとカードを置けるスペースが5枚分ほどありますが、ここに特性カードを置いていくことによって、自分の伝染病を進化させてくって按配です。


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プレイ中の光景。こんな感じに置いてくです。


 ちなみにバクテリア面だとカード2枚分、ウイルス面だとカード3枚分、なんか書いてあるのがご確認戴けると思うのですが、これがゲーム開始時にそれぞれの伝染病が所持する特殊能力となります。

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 バクテリアの特殊能力その1。ボーナスDNA。DNAフェイズ(後に詳しく説明します)時に1DNAポイントを得ます。簡単。
 で、この能力の上に特性カードを置けるわけですが、そうするとこのボーナスDNAの能力は失われるです。けど、ずっとこの能力を特性で上書きせずに使い続けると、たぶん負けるんじゃないかなー、よっぽど上手く立ち回らない限り。序盤はすこぶる助かるんですけどね、この能力。





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 バクテリアの特殊能力その2。アウトブレイク。感染フェイズ(後に詳しくー)をスキップして、代わりに自分の伝染病トークンを1個、他の大陸に移動させます。
 感染フェイズに自分の伝染病を増やして拡散させることができるのですが、ボード上には6つの大陸があり、自分の伝染病がいる大陸からまだ感染させていない他の大陸へと移動するには、そのための特性が必要になります。が、カードの引き運によってはその特性がなかなか得られない可能性もあり、この能力はそれに対する救済措置みたいな感じかと思われます。ずっと大陸間移動できないままでいると、大きくペナルティを食らう可能性があるのですよ、このゲーム(´~`)

 といった感じで。バクテリアの初期能力はいずれも初心者用っぽい能力になってるですね。後半になって自分の伝染病が強くなったら、これらは要らなくなるので、他の特性で上書きした方がいい訳です。

 さて。さっきから特性特性言ってるのは何やねん、とお思いの方もいらっさるかもですので。特性の説明も致しましょう。
 
 アプリではもっといろいろあるんですが、ボドゲ版では特性は全部で6種類となっております。ちと寂しい感じもしますが、ボドゲで細々した効果入れると、アプリ版みたいな自動判定でない分、煩雑化しますし敷居上がりますからね。他にもいろいろとシンプルになってる部分もあり、この辺、結構すっぱり切るトコは切るって判断を作者のJamesさんは下されたっぽく。プレイヤー層を考えると3時間級の重ゲーじゃないだろって判断されたのだとしたら、かなり優秀なのではないかと。

 つーわけで6種類だけなので軽く特性を紹介しますです。

伝染病の6種類の特性
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 感染力って感じですかね。ターンごとに、感染を広げられる都市数が1増加する能力。

LETHALITY.png
 致死力国を滅ぼす可能性を1高める能力。

WATERBORNE.png
 水媒介性とか、水上輸送対応とか。新たな国に感染を広げる際に、国カードにある港を使用可能

AIRBORNE.png
 空気媒介性とか、空輸対応とか。新たな国に感染を広げる際に、国カードにある空港を使用可能

HEATRESISTANCE.png
 暑さ耐性暑い国でも感染できるようになる。

COLDRESISTANCE.png
 寒さ耐性寒い国でも感染できるようになる。

 こんな感じです。今までの説明じゃ訳わからんトコもあるかもですが、後に説明します。

 で。それぞれの個人ボードに、この特性が少しだけ、初期からくっついております。03_20220126122416a08.png

 こんな感じで。感染力+2、致死力+1というのがそれぞれの伝染病のデフォルト能力。こちらは個人ボードの左上に書かれており、特性カードで上書きされることもないので、ゲーム開始時からゲーム終了時まで、最低でもこの能力は持ち続けるってこってすね。

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 各プレイヤーはゲームの最初にランダムに配られた5枚の特性カードを持って、プレイします。特性は6種類ですが、コストが重い方のカードだと、上の画像のような感じで複数の特性が乗ってたりもします。っていうか、画像左上の致死力+3ってカード、エグいなw
 
 カードの左上の数字がこの特性を自分の伝染病につけるのに必要なDNAポイント。特性カードの中には特性が一つしか乗ってなくて、その分コストが安いカードなども存在するのですが。序盤は逆に、そういうお安いカードがないと、軽く死ねますね(結月)。DNAポイントを10も20も払うというのは、かなり重いのです。
 
ゲームスタート時の各プレイヤーの所持DNAポイントはスタートプレイヤーが0、以下、2番手が1ポイント、3番手が2ポイント、4番手が3ポイントとなっておりまして、二桁のDNAポイントを軽く支払えるって状態ではないのです。

 さて。マップと国カードに関して説明します。
 国カードってのは、そのまんま、世界の国の一つが描かれてるカードになるです。

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 カードの左上には国の名前、その下に小さな文字で、その国がメインボード上で6つに分かれている、どの地域に所属するかを示しています。

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メインボード上の地域はアジア、オセアニア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、南アメリカの6地域が存在。各地域に置ける国数は非対称で、3~5枚の国カードが置けます。

 
国カードの右上及び左下にはその国が空港、もしくは港、もしくはその両方があるかどうかが示されており、国によってはこれが全くないとこもあります。
 で、カード上の六角形のスペースはその国の都市で、都市が多い国だと8都市、少ない国だと2都市で構成されてますですね。都市に太陽のマークがあるのは暑い国で、雪のマークがある国は寒い国。それぞれ、暑さ寒さが示されてるところに伝染病が感染していくには、先ほど説明した特性の、暑さ耐性、寒さ耐性が必要となります。
 ゲーム開始時に各プレイヤーに1枚ずつ配られる「STARTING COUNTRYカード」が何枚かありますが、こちらに示されてる国は、どれも空港か港かは必ず存在する模様。でもって暑くも寒くもなし。ゲーム開始前の準備として、配られたカードを適切な地域において、自分の伝染病トークンをそのカードのどこか1都市(カード上の都市ならどこでも良い)に置くことになっています。

 ではゲームの流れを説明しまっす。
 このゲームは何ターンで終わるというものではなく、終了条件が満たされるまでターンを繰り返していく形となっております。

 ターンは5つのフェイズに分かれておりまして、スタプレから順番にそれぞれのフェイズを行ったら、スタプレを左隣のプレイヤーに移して次のターンってことになるです。いや実は当方が所有してる日本語ルール訳では、このスタプレを移すってのが書かれてないんですが、ずっと順番固定でやったらたぶん後手番の人、早々にしんどくなると思われますので、こちらは遊ぶ時はそういうルールでやっております。

 で、その5つのフェイズは以下の通り。
1.DNAフェイズ
2.国フェイズ
3.進化フェイズ
4.感染フェイズ
5.死フェイズ

 では1つずつ説明してきましょっか。

1.DNAフェイズ……各プレイヤー、コントロールしている国1つごとに、1DNAポイントを得る。
 それぞれの国で、最も多くの伝染病トークンを置いているプレイヤーその国をコントロールしているということになり、1DNAポイントを得るです。他に誰も伝染病トークンを配置していない国ならば、1個でも伝染病トークンを置いていれば、そのプレイヤーがその国をコントロールしていることになるです。また、伝染病トークン配置数の最多が同点の国があった場合、同点の全員がその国をコントロールしていることになり、それぞれに1DNAポイントが与えられます。
 それから、バクテリア面使用の場合、初期能力のボーナスDNA+1はこのフェイズで発揮されます。


2.国フェイズ……新しい国カードをワールドボードに置くか、国カードを1枚破棄して手札の特性カードを全部破棄して5枚補充する。
 国カードが3枚オープンになってるですが、その3枚の中からか、もしくは山札の一番上を選んでメインボード上に置くです。もちろん国カードに書いてある地域に置かねばなりませんが、その地域だったらどこに置いてもゲーム上、影響はないです。リアルの地図の通りに並べなくても大丈夫です。地理疎い人にも優しい仕様。
 で、選択したカード(もしくは山札から引いたカード)が既に国カードで満杯の地域の物だったら、強制的にその国カードを捨て札にして、ついでに手持ちの特性カードも捨て札にして、特性カードを5枚引くことになります。
 もし手持ちの特性カードが減ってたり、もしくは気に入らないとかの場合は、このフェイズで国カードを1枚捨てて、特性カードを上限5枚まで引きなおしてもOKです。
 なお、国カードはゲーム中に、4人プレイなら山札は32枚、3人なら27枚、2人なら24枚ってことになっていまして、それ以外の国カードはゲームから除外されます。

3.進化フェイズ……DNAポイントをコストとして支払って、特性カードを個人ボードのカード置き場に置く。
 これ、必須ではないです。まだDNAポイント貯めておきたいとか、そういった事情で現在のターンでは見送り、とかもできるです。
 また、既につけた特性を他の特性で上書き可能。その場合、もともとつけていた特性カードは捨て札となります。で、ゲーム終了時に、個人ボードに乗っている特性カードは、コスト分最終得点に加算されますが、当然ながら捨て札にしたカードのコストは加算されません

4.感染フェイズ……感染力の分だけ、空いてる都市に伝染病トークンを置く
 感染できるのは、接続している都市のみとなります。接続の条件は以下の通り。
・同じ地域にある都市 自分の伝染病トークンが置いてある都市と、同じ地域になる空いている都市に伝染病トークンを新たに置くことができます。1都市に置ける伝染病トークンは1個までなので、自分のを含む他の伝染病トークンが既に置かれている都市には新たな伝染病トークンを置くことができません。で、同じ地域にあれば接続している扱いになるので、リアルで隣の国とかじゃなくっても感染できます。カナダからUSAすっ飛ばしてメキシコに感染、とかそういうこともできます。
 で、他の地域に接続するには、港か空港が必要です。伝染病トークンが置いてある国カードに港か空港のマークがあれば、他の地域の、港もしくは空港マークのある国カードの都市に感染できます。
 もちろん、暑い国、もしくは寒い国の都市に感染したいなら、その気候に対応する抵抗属性をつけていないとあきまへん。
 また、置ける都市がある限り、感染は必須となります。「感染力5あるけど、今回は3つしか置かないでいーわ」とかそういうのはできません。
 で、各プレイヤー、持っている伝染病トークンは16個ずつとなってます。これを超えた数の配置はできませんので、もし手元に伝染病トークンがなく、全て場に出している状態だとしたら、このフェイズは飛ばすことになります。

5.死フェイズ……全ての都市が感染している国(完全に感染した国)ごとに、コントロールをしているプレイヤー"死のダイス"を振り、そのプレイヤーの致死力と同じ、もしくは以下のダイス目が出たらその国が滅んだことになる。
 このゲーム、"死のダイス"ってのが1個入ってまして。

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 普通の1~6のダイスなんですが、なんだか妙に禍々しさを感じるダイスとなっております。

 で、自分がコントロールしてる完全に感染した国があったら、このダイスを振って自分の致死力とダイス目を比べるです。で、同じダイス目以下の数字だったら、その国カードはボードから、国を滅ぼしたプレイヤーの手元移動させます。この手元の国カードは今行われているゲームプレイ中は使いませんが、最終得点計算の際に必要となります。

 ちなみに完全に感染した国をコントロールしてるプレイヤーが複数いる場合は、手番が先のプレイヤーがこのフェイズで先にダイスを振り、国が滅びなかった場合は、後手番のプレイヤーがまたダイスを振って判定することになります。

 国が滅びるとその国に伝染病トークンを置いている全てのプレイヤートークン1個につきDNAポイント1を得て、イベントカードを1枚引きます。

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 イベントカードはいろいろ効果がありまして、使用できるタイミングもカードによってそれぞれ。なんで、細かな説明は割愛しますが、伝染病トークンを移動させる物が多い気もしますね。ターン終了時とかに発動すると、次のターンのDNAフェイズの際の陣取り要素に結構影響を及ぼす感じです。なお、イベントカードの上限は3枚となっており、手札上限時にもう1枚引くチャンスが来ても、引けなくなります。

 さて、この死フェイズは国が滅ぶと伝染病トークンが手元に戻ってくるですが、その際にうっかりボード上の伝染病トークンが0になってしまうケースも起こりえます。その際はどうなるかっていうと、オープンされている国カードから1枚選んでメインボード上に配置し、その後に自分の伝染病トークンを任意の都市に1個置きます(暑さ寒さの対抗性は無視してok)。で、DNAポイントを7点減点するとこになります。手持ちのDNAポイントが6以下だった場合はDNAポイントを0にします。

 すなわち調子に乗って国を滅ぼして、感染拡大を疎かにしていると、ペナルティを食らう可能性があるってこってすね。まぁ注意してプレイすれば、なかなか起こりえないとは思うですけれども、うっかりイベントカードを使われてそれが原因でってこともありそうなので、注意が必要かもです。

 そんな感じで。で、最後の国カードが置かれるか破棄されるかすると、ゲームはサドンデスモードに入ります。サドンデスモードでは国フェイズが飛ばされ、以下の2通りの方法でゲームの終了条件が満たされます。

1.根絶……サドンデスモードに入ってから、プレイヤーの誰かの伝染病トークンがメインボード上に1個も乗っていない状態になったら、現在のターンが終了した時点でゲーム終了になります。この際は通常モード時のペナルティ-7点はありません。

2.行動不可能……いずれかのプレイヤーが自分の手番でトークンを1個も置くことができず、死のダイスも振れないという状況になったらゲームはただちに終了します。

 で、この後は最終得点計算をするです。現在のDNAポイントに、進化させて個人ボードに置いた特性カードのコストを加えます。その後に、以下の条件を満たしているプレイヤーにボーナスDNAポイントが与えられます。

・ラッキーエスケープ:ゲーム終了時にワールドボード上に最も多くの伝染病トークンを残しているプレイヤー全てに+4点

・大陸キラー:各大陸でそれぞれ、最も多くの国を滅ぼしたプレイヤーに+6点。なかなか難しいですが、全部の大陸で取れたら+36点ってこってすね。でかい。

・究極ワイプアウト:最も多くの都市を持つ国を滅ぼしたプレイヤーに+7点。たぶん最大都市数の国はインドと中国で、それぞれ8都市ずつ持ってます。しかし最初から山札に入ってなかったり、ゲームから破棄されたりして、8都市の国が滅ぼせない可能性もありますんで、その際は7都市の国が対象になんのかな。USAとかインドネシアとかブラジル辺りが都市が7つあったような気がします。面倒なんで確認はしませんが(´~`)

 で、計算して最高のDNAポイントを得たプレイヤーがゲームの勝者になるです。ちなみに同点が複数いた場合は、最も早く床に転がり、死んだふりをしたプレイヤーが勝つそうです。なんじゃそら。

 ってな感じで。まあ陣取り要素があるゲームなんで当然インタラクションは高め。イベントカードで他プレイヤーの思惑を外してしまう攻撃要素もありのゲームではあります。サドンデスモードに入る頃には各プレイヤー、それぞれ大量の特性をくっつけて伝染病を進化させてますし、そんな訳でなかなか終了条件が満たなかったりして、若干収束性はよろしくない印象。後半だらだらする感じはありました。

 けど、まあそんなに極端に重いゲームでもないですし、気軽に遊べるいいゲームなんでないかなー。少なくともプレイ中は退屈しませんですたよ、ボクは。
 特性の中では特に致死力が大事だと思いました。なんのかんので国が滅ぼせないとアカンことになります、このゲーム。あと、サドンデスモードに入ったら、国フェイズが無くなるので、特性の入れ替えがイベントカード頼みになることを念頭に置いた方がええですね。サドンデスに入る前にきっちり進化しきっておくとストレスがないかもしれません。

 自分が遊んだ時はドヤPという人が、自分の伝染病に「突発性課金症候群」という名前をつけやがりまして。世界の国々が次々とガチャの回し過ぎで滅んでいく光景は壮絶でした。無理な課金、ダメ、絶対。なんだこの締め。
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